賃貸物件の築年数は重要なの?それぞれのメリットは?
賃貸物件を選ぶ際、どのような項目を重視するでしょうか?
勤務地や最寄り駅からの距離、家賃や間取りなど、賃貸物件を借りる際には自分に合った条件を中心に選ぶことになると思います。
そして気になる条件の一つとして、「築年数」があるという方も多いのではないでしょうか。
「賃貸物件を選ぶ条件として、部屋の設備は新しい方が良い」、「外観や内装も綺麗で新しいに越したことはない」……このように、築浅物件を希望される方も多いと思います。
しかし実は、築年数の古い賃貸物件にもメリットがあるのです。
今回は築年数の古い賃貸物件のメリットと、デメリットについてご紹介していきます。
築年数の古い賃貸物件のメリットは?
① 比較的家賃が安い
築年数が古い物件ほど、家賃が下がる傾向にあります。
部屋は広い方が良いし、駅・学校・スーパーなどが近くて、生活しやすい環境を重視したいけれど、家賃は極力抑えたい……
その場合は、築年数の古い物件を含めて探すことで、好条件が揃っているわりには意外と安い家賃で抑えることができますよ。
収入に見合った住居費としてよく、「収入の約3割」が目安と言われますが、家賃抑えることで住居費の割合を下げ、そのほかの支出に回せるお金を増やすことができます。
② 物件の選択肢が増える
たとえば「家賃が安くて築5年以内」という条件であれば、必然的に物件の数は少なくなりますが、築年数の許容範囲を広めることで、選択できる物件の数を増やすことができます。
そのため間取りや部屋のタイプなど、自分好みのテイストの物件に出会える確率を上げることができますよ。
③ リフォーム済みの物件もある
築年数が古いと、内装や設備がボロボロでは?と思われる方もいらっしゃるでしょう。
しかし実際には、築年数が古いのに内装も新しく、設備も最新のものを取り入れている物件も多くあります。
これは大家さんが入居者を確保するために、積極的にリフォームをしているためです。
築年数が古いというだけで、すべてが古いものだと考えるのは良くないのかもしれません。
築年数の古い物件のデメリットは?
① 耐震問題
1981年以前の物件に関しては、「旧耐震基準」を基に建築されており、現在の耐震基準の条件を満たしていないため、注意が必要です。
いくらリフォームをして、内装や設備が新しいといっても、構造上は古いままの物件もあります。
1981年以前に建てられた物件については、耐震補強工事をして「新耐震基準」をクリアしているか確認した方が無難です。
② 外観が古いまま
築年数の古い物件でも入居者確保の観点から、内装や設備のリフォームは済ませているが、外観は古いままの場合も多いです。
外観の工事ともなると莫大な費用となるので、仕方のない部分ではありますが、もしも外観にもこだわりを持ちたい方であれば重要な条件だといえるでしょう。
③ 害虫がでやすい
リフォームされていない物件はもとより、リフォームを済ませた部屋でも、経年劣化による壁のひび割れやわずかな隙間があれば、害虫が出やすい環境と言えます。
住み始めてすぐに害虫と出くわすのは、決して良い気分ではありません。
害虫に抵抗のある方は、特に注意が必要です。
築年数の古い物件のチェックポイント!
外観や内装、設備などはもちろんチェックする項目ですが、意外と盲点となるのがエントランスや廊下などの共有スペースです。
共有スペースの清掃が行き届いていなかったり、ポスト周辺にチラシが散乱していたりすると、管理会社の管理に疑問をもってしまいますし、来客時にもあまり良い印象を持たれません。
また、隣人との関係も重要な条件となります。
アパートやマンションなどの集合住宅は、一戸建てとは違い、隣人との距離が近くなります。
そのため隣との壁が薄いと生活音が騒音となり、生活に支障が出る可能性があります。
周辺住民の家族構成や、最低限スペースを共有する間柄としてお付き合いができるかどうか、といった確認もしておくとベストです。
まとめ
今回は賃貸物件について、「築年数」をキーワードにご紹介しました。
築年数が古いというだけで悪い印象を持ってしまうと、自分に合った本当に良い物件を逃してしまうかもしれません。
メリット・デメリットを踏まえたうえで、選択の幅を広げて、より快適に住みやすい賃貸物件を選んでみてはいかがでしょうか?
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